親からの教訓
金のないのは首のないのと同じだと子供ころから父親に言われてきたというトノ。
「金の無いのは首の無いのと同じこと」という言葉は歌舞伎 恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)の一部。封印切(ふういんきり) の中に出てくる台詞。
人気作で歌舞伎好きの人には有名らしい。原作は近松門左衛門の世話物浄瑠璃「冥途の飛脚」
内容は遊女を身請けしようとした若旦那が、金が足りず心ならずも公金に手をつけてしまい2人で逃避行。その身請けの場面でライバルが若旦那を煽るために言う台詞。
漫画家の西原理恵子さんがよく使っているということで若い世代にも有名ぽい
昔から格言のように言われ続けてるみたいなので、それだけ金で苦労している人が多いということでしょう。
引用元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1426949349
終戦後の混乱した中で懸命に働き、家族を持ち、家も建てました。
真面目で賭け事や女あそびなども一切しなかったトノの父。
ことあるごとに戒めとしてトノに語ったそうです。
金のないのは首がないのと同じだ。
上手くいっていると心の余裕もでき、いろんなことに挑戦できる。
しかしいったん歯車が狂いだすと、心に余裕がなくなり疑念や不満ばかりが沸き起こる。そうなってしまうとまわりには誰もいなくなってしまう。
そうならないように、毎日を一生懸命に生きなさい。
わたしの知る義父は明治生まれの優しいおじいちゃんという感じでした。
先日、7年前に取引のあった社長さんから電話がありました。
自分のことを覚えていますか?と第一声。
電話番号は登録していたので誰からの電話かすぐに分かりました。
以前はその方が社長さんだったけれど2年ほど前に社長業から退きその際に社名も変更。
新しく変更された会社と引き続き取引があります。
もともとその社長さんは親の代からの引継ぎで、イギリスに留学の経験もあり
語学も堪能な方です。
その方から電話があった理由。
昔の馴染みで自分と取引を継続してほしい。そんなことだったと思います。
会社と個人とは別物です。私情は関係なし。
信頼がなくなるということは顔がないのと同じ。
こんなことを思った1日でした。
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